背景ボードはラミネートとスジ押し加工でも作れます
- 2024.01.29
- 制作事例
![ぬいぐるみ・フィギュア撮影背景ボード。ラミネート活用アイデア](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/ic_haikei_board-2-1024x688.jpg)
こんにちわ。ラミネート商社歴47年の㈱稲進(いなしん)です。
フィギュアやアクスタ関連の企画制作会社様へ
『撮影用の背景ボードを作りたい。』とお考えですか?
![ユーザーの顔](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/customer_kigatsuku.jpg)
背景ボードってどんな材料で作るのがいいのかな
![稲進ノ介](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/icon_inashinnosuke2.jpg)
紙に印刷し、つや消しラミネート加工で作る方法がありますよ。
当記事ではサンプルをご紹介します。
─当記事の内容─
・ラミネート仕様の背景ボードの特長
・サンプル写真
・参考仕様
くわしく見ていきましょう。
目次
撮影背景ボードはラミネートとスジ押し加工でも作成可能
ラミネート加工は、POPなどの販促印刷物に使われることが多いですが、実はアイデアとデザイン次第でいろいろ面白いものが作れます。
今回ご紹介するのは「撮影用の背景ボード」。
─ラミネート仕様の背景ボードとは─
デザインを印刷した紙を表面マットのラミネート加工後にスジを付けて折り曲げ、立ち上げて壁と底面にします。
![ステージにスポットライトが当たっている背景をラミネート加工した](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/kumitate_mae-2-1024x768.jpg)
![ステージにスポットライトが当たっている背景をラミネート加工した。そこにガンダムとカニとクレステッドゲッコーを立たせた。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/zenkei-1-1024x889.jpg)
(フィギュア3体は㈱BANDAIのガシャポン®で購入したものです。)
【撮影用ボードの工夫】
光沢フィルムだと反射して絵柄が飛ぶ(白くテカってしまう)ので、つや消し「マットフィルム」で内面を加工しています。
撮影背景ボードとは:フィギュア類の周囲に立てるボード
そもそもですが、撮影背景ボードの説明から話しますと、
被写体の背後や周囲に立てるボードで、風景や模様がプリントされているものです。
アクスタ、ぬいぐるみ、フィギュアにドール、プラモデル、といった人形類を背景ボードの前にセットし撮影。SNSで披露する。そんなコミュニケーションを含めた遊びが盛り上がっています。
特にガシャポン®だと、手に入れたフィギュアを「#ガシャ撮り」「#ガシャ活」とタグ付けしSNSで披露したり。撮影方法まで含めて流行っている──というより、もはや定着した遊びです。
その撮影に必要なツール「背景ボード」。
「平面ジオラマ」とも言えるでしょう。
紙に絵柄を印刷しラミネート加工とスジ押しする方法でも作れます。
デザインにバリエーションを持たせることで遊び方がどんどん膨らみます。
撮影背景ボードは広めに作るのがベスト
フィギュア類に対して背景ボードは余裕をもたせ大きめ・広めに作っておいた方が、撮影しやすいですね。
![ステージにスポットライトが当たっている背景をラミネート加工した。そこにガンダムとカニとクレステッドゲッコーを立たせた。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/zenkei1-1-1024x888.jpg)
©創通・サンライズ
©BANDAI
今回サンプルは1辺200mm前後のサイズ感で作りましたが、弊社設備ならもっと広いものも作れます。1辺の短辺が1,000mm程度までは作れます。ご相談ください。
![ユーザーの顔](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/customer_kigatsuku.jpg)
背景が小さいと、向こう側の要らない物が入り込んじゃうもんね
![稲進ノ介](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/icon_inashinnosuke2.jpg)
そうなんです。余裕がある方が使い勝手がいいですね。
広いと多方向のアングルで撮りやすいですよ。
![ステージにスポットライトが当たっている背景をラミネート加工した。そこにガンダムとワニガメを立たせた。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/okime_haikei-2-1024x768.jpg)
こんなふうに…
↓フィギュアの配置は動かさず、カメラの位置を変えて…
上から撮っても下から撮っても、背景が切れたりしません。
![ステージにスポットライトが当たっている背景をラミネート加工した。そこにガンダムとワニガメを立たせ、上からのアングルで撮った。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/uekara_mesen-2-768x1024.jpg)
![ステージにスポットライトが当たっている背景をラミネート加工した。そこにガンダムとワニガメを立たせ、下からのアングルで撮った。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/aori-1-768x1024.jpg)
自由がきくので、シーンに「表情」が出せます。
斜めっぽく撮ることで緊迫感、不穏を表現したり。
![ステージにスポットライトが当たっている背景にガンダムとカニを立たせ、斜め上からのアングルで撮った。どういう状況なん。第28話大西洋、血に染めて。グラブロ!?(違)](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/Scene-2-768x1024.jpg)
漫画の1コマのように、ストーリーを意味づけして、遊べます。
SNSで#おも写 #オモ写 というハッシュタグで、披露されている遊びですね。
トリミングのパターンにも最適!広めの背景ボード
また、撮影時のアングル自由度だけではなく、「あとから画像上で切り取る(トリミング)」にも、都合が良いです。
↓あとから画像上で切り取った「ワン・シーン」です。
![ステージにスポットライトが当たっている背景にガンダムの足元。クレステッドゲッコーのセリフ「どういう顔ぶれなんよコレ...異色コラボってやつか...」カニのセリフ「僕はカニです...。ぐろぶらではありません」](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/tokagenoomoi-1-1024x749.jpg)
![稲進ノ介](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/icon_inashinnosuke2.jpg)
こうして見るとさらにカワイイなあ。
![ガンダムのセリフ「あー、私のビームサーベル折れちゃってるじゃん...」※あとで直しました。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/gundam_oreru-4-1024x438.jpg)
撮影は1回で済ませて、1枚の写真から3種のトリミングをして「3コマ分」のシーンを切り出すなど。
多彩な展開ができます。
![ステージにスポットライトが当たっている背景にガンダムとカニとクレステッドゲッコーを立たせた。1枚の広め写真から3種の切り出し。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/toriming3-768x1024.jpg)
![①ガンダムのバストショット②ガンダムの足元にクレステッドゲッコーの顔とカニの甲羅③カニの背中越しにガンダムの全身像](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/toriming_matome-1024x730.jpg)
「撮れ高がイイ」というやつですね。
![ユーザーの顔](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/customer_kigatsuku.jpg)
ちょっとしたフルカラー漫画を作るのも面白いね
ところで、広めのボードに作るためには、小型のラミネーターでは限界があります。
弊社の業務用大型ラミネーターとスジ押し加工なら、大きめの背景ボードが作れますし、大量部数も短納期でご提供できます。
作成手順:ラミネート加工の背景ボード
大まかな作成の流れはこちらになります。
デザインデータ(Adobe Illustrator形式)を印刷。
↓
表面マット・裏面グロスのラミネート加工。
↓
カット作業。
↓
折り目にスジ押し加工。
↓
接合部に両面テープを貼る。
↓
スジで折って立ち上げ、テープで留める。
作例写真:ラミネート加工の背景ボード
ほかにもアイデアとデザインで遊びゴコロが捗ります。
![難破船が漂着した砂浜の背景ボードにガンダムとクレステッドゲッコーとワニガメとカニが立っている。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/haikei_b-2-1024x941.jpg)
G3ガンダムv.s.地球いきもの軍
![カニとクレステッドゲッコーとワニガメが、ガンダムに立ち向かっている。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/1sunachino_taisen-1024x768.jpg)
![地球いきもの軍からの攻撃。鋭い爪でガンダムの首を捕らえるカニ。ガンダムのふくらはぎにがぶりと噛みつくワニガメ。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/chukyu_ikimono_gunkougeki-1024x552.jpg)
──なんだかんだあって、
ひっくり返され…
![ガンダムの背中越しのショット。裏返って起きられないワニガメ、カニ、クレステッドゲッコー。](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/gudam_shouri-1-1024x768.jpg)
自力で起きられず。
いきもの軍の敗退。
などと、物語をつくる遊びができます。
ガシャポン®のフィギュアってほんとかわいくて楽しいですね。
参考仕様:ラミネート加工の背景ボード
今回のサンプルの仕様はこちらになります。
印刷面サイズ:396×406mm
出力:水性インクジェット片面印刷
メディア:マット紙
ラミネート加工:100μ表マット/裏グロス
スジ押し:2ヶ所
接着面に両面テープ貼り
ラミネート加工とスジ押しの稲進の信頼性
㈱稲進ではラミネートやスジ押し加工を日々大量に、行なっております。
〜稲進(いなしん)をざっくり言うと〜
ラミネートや大判出力・看板など、販売・加工サービスを提供する会社です。 自社ブランドのラミネーターやロール紙もご提供しています。 1976年創業。現在は東京と大阪に拠点を持ち、全国の企業や官公庁などにサービスを提供しています。
会社概要
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![](https://www.inashin.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/tel.jpg)
さいごに:ホビー業界にもラミネート加工でお手伝いします
今回はフィギュア類の撮影用背景ボード(紙+ラミネート加工バージョン)のご提案をお届けしました。
ラミネート加工は他にもホビー業界でさまざまな活用ができると思います。
『こういう物、作りたいんだけど?』と、お気軽にご相談ください。
以上、ラミネート商社歴47年を誇る㈱稲進(いなしん)がお送りしました。
「ガシャポン」は株式会社バンダイの登録商標です。
フィギュアのご紹介(ガシャポン公式サイトより)
ガンダム…RX-78-3(G3)-アルティメットルミナスガンダム02より
ワニガメ(いきもの大図鑑®-かめシリーズ第4弾-新色黒ver.)
カニ…トラフカラッパ(いきもの大図鑑®-甲殻類シリーズより)
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